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03/30-03/31 フエ-ハノイ タンロン城跡 チャンクオック寺 聖ジョーゼフ教会
0330-331 Hué-HANOI 「英語レッスン始まる(笑)」
フエから列車に乗ると、同室は、欧米人男性だった。
彼は愛想よく挨拶をしてどうぞと、私の寝台を指さした。
何故か「シンガポールから来たの?」と聞かれたので、日本だと言うと、「日本は日本人ばかりで、日本語しか話さないんだよね」的な事を全然悪気なく、興奮してしゃべっていた。
「その通り」だったので、スマホ翻訳機の登場。
男性曰くハノイまでには何駅かあるので、他にも同室乗客が来るかもと言っていたが、ハノイまで乗客は現れなかった。
「東京から来たの?」「サクワがあるでしょ」(よく聞いてみると桜の事らしい)とちょっと詳しいので、日本に行ったことがあるのか聞いてみると、「No」「very expensive」とちょっと悲しげだ。
どこから来たのか聞くと、「where do you think?」と当ててほしそうだ。
そのフレーズ!私も使いたかったんだよねー。
ヨーロピアンな気もしたが、とりあえず王道の「USA」と答えてみた。
答えは、ドイツとフランスの両方だった。
父はドイツで母がフランスとか何とか。
確かに日本からヨーロッパの航空券だって、むちゃくちゃ高い。
彼とヴェトナム鉄道の2等寝台で同室になるということは、私と同じバックパッカーでミリオネアではなさそうだ。
おしゃべりはそこまでで、私はフエで歩きまくって疲れていて、お腹が絶不調でトイレに駆け込みたかったので、トイレに行くと、すぐ眠った。
もはや同室が男性とか関係なかった、ただ休みたかった。
彼はジェントルマンのようだったし、助かった。
お腹の上に手を組んで温めながら眠り、翌朝は気分良く目覚めた。
車窓から見ると外は雨。ハノイへは昼前に着く。
同室の男性は、昨日よりも、もの静かだ。
私イビキかいてたかもだし、もの静かで大人しい(?)アジア人女性の印象変わってびっくりしたかもね(笑)
お腹の調子も良くなったようだ。
ハノイに着いたら、まずコーヒー飲みたい。
無印良品があるのが分かったので、スーツケースを買おう。
ハノイに着き、同室の男性にサヨナラの挨拶をして、駅前のハイランドコーヒーへ。
念願のコーヒーとバインミー。
と言ってもバゲットサンドのコトは、全てバインミーと言う。
今度はパテはパス。具はチキン&チーズにした。
やっと多分2等寝台から解放された欧米人旅行者たちも、ハイランドコーヒーに群がり、「あ、バナナケーキがある!」と歓喜の声を上げている男性もいた。
私も、コーヒーを飲みながら計画を立てる。
ハノイは地下鉄も開通し、路線バスもたくさん走っている。
32番バスで、日系ショッピングモールVincom Center Metropolisに行けるはず。そこでスーツケースを買い替えて、食事をして。
列車は夜22時発なので時間はたっぷりある。
その後は王道のタンロン城跡、チャンクオック寺、セントジョーゼフ教会、時間があればホアンキエム湖へ行こう。
よく見ればバス路線と行き方もGoogleマップに出ている。
ハノイは、一目見て長袖着用率が高い。
それでも、東京より暖かいくらいだと思う。
マップではやや離れたバス停を案内していたが、駅前のバス停にも32路線の表示があり、3分毎に走っているはずだった。32番がきたので、運転手に「Vincom Center Metropolis」と言ってみたが、急いでいる様子でNOという返事が。
仕方なくマップを見ながら、離れたバス停に行ってみると、年配の男性と世間話をしながらバスを待っているハノイの女神が。
彼女たちに、excuse meと話しかけ、Vincom Center Metropolisに行きたいと言ってみると、ここじゃなくて、あっちと、近くの別のバス停まで案内してくれた。
ところがバス停の表示を見て、首を横に振った。
ここじゃなかったと言っている様子。
それでも彼女は32と英語で言っているので、やはり駅前のバス停に戻ろうと考えていたら、バイクで行くしかないわと、と彼女は近くのバイクタクシーを指さした。
そしてバイクを止めると交渉して私に乗れと合図した。
まさかの展開に嫌とも言えず、これも経験かと覚悟を決めた。
スーツケースを運転手との間に挟んで股がると、荷物は後ろに回せと言って、何と彼女も私と運転手の間に股がった、スカートのまま。
そしてバイクは出発、Vincom Center Metropolisではなく、32路線の別のバス停で止まった。
彼女は、サッサとバイク屋に自分の財布を開けてお金を払い、出そうとする私をNoと止めた。
32番路線と何度も言い、何と自分もバスに一緒に乗ると言う。
おそらくそれでも彼女の用は足せるらしいのだが、そのキップの良さに驚いた。
バスが来て乗り込むと、徴収係がやって来て7.000VNDと言う。
彼女の分も支払うと私が言うと、Noと止めて彼女は持っていたパスを出す。
どこで降りれば良いですかとスマホ翻訳機で聞くと、任せてというように胸を叩く彼女。
「キンマン」と聞こえたが、そこで下りろと言い、近づくと教えてくれた。
バスが止まると、さあ下りろ、あの大きなビルがVincom Center Metropolisと指さした。
翻訳機で感謝を伝えると、笑顔でうなずいてくれた。
ハノイでも菩薩現わる。
フエに続き、ベトナム女性の姐御の様な優しさに驚かされる出来事だった。
二人とも全く私からの見返りを求めていないのに、ものすごい親切。
Vincom Center Metropolisは、日系の大きなショッピングモールで、無印良品もユニクロも、丸亀製麺、ぼてじゅうも入っている。
高層マンションにもなっていて、多くの日本企業の駐在員たちが家族で住んでいるらしい。
ホーチミンで私のクライアントさんになるのも、おそらくこういった方々だ。
ショッピングモールには人もまばら。
日本人らしきお客がチラホラ。
お目当ての無印良品の36Lのゴールドのスーツケースを手に取りレジに行き、新しいのを買う代わりに壊れているスーツケースを捨てて欲しい、と頼むと快く引き受けてくれた。
3999.000VND。
日本円換算で約2.2万。日本では2万切る値段だったはずだが、必要なもので買うと決めたし、これも思い出だ。
ユニクロもカワイイスカートが約5000円と日本より高めの値段が付いている。
銀座のユニクロや無印良品に群がる外国人観光客を思い出した。
安ゥー!って感じだったのかもしれない。
食事をしてキレイなトイレも使おうと思っていた。
迷った挙句、ぼでじゅうでサッポロビールとタコ焼き3つ、アボカドサラダを頼んだ。
野菜サラダはずっと食べたかったが、生野菜は衛生管理が整った安全な店でないとお腹を壊す。
朝はバインミー、夕食もきっと食べるつもりだから少な目に。
トイレも列車に比べて天国のよう。
ただ、ヴェトナムのトイレには噴射シャワーがどこにでもあって、洗い流してから使用する。
バスの乗り方は、さっきの菩薩様に教わっていたので、32番路線を捕まえて乗り込む。
下りる停留所もリアルタイムでGoogleマップを見ていれば分かるので、無事タンロン城跡に向かう道で下りる。
スーツケースの扱いやすさに驚き、新しい相棒を大歓迎した。
タンロン城跡は17時閉館で、16:50頃到着。
入れてもらえなかったが、気にせず写真だけ撮って、次のチャンクオック寺へ。世界でも美しい寺だそうだ。
タンロン城跡前にバス停があったので、今度は51番。
しばらく待って乗り込み、17:30の閉館直前に到着。
入れてはもらえなかったが、霞んだ湖面と仏塔の写真を撮って、次なる聖ジョーゼフカトリック教会近くへ向かう路線へ。
15分以上待って暗くなり始め、やっと乗ったバス。
今までは、下りたいバス停に下りる人がいたので、自然に下りれていたが、どうやら下りる人が誰もいないと通過する様子。
誰かが押しボタンブザーを押して、理解した。
教会から若干離れた所で下りて歩いた。
夜の教会は、とても美しい。
18:45に鐘が鳴った。
ハノイ駅22時発だから、20時位に駅に行けば充分だ。
どこかで食事したいけど、お腹壊すのはゴメンだ。
ローカルフードは怖いのでパス。
ちゃんとしたレストランか、ハイランドコーヒーのバインミーか、スーパーマーケットで買っていくか。
結局、クラフトビールのビアバーでライブ演奏もしている駅前の店に入る。
若い、ミニスカはいたウェイトレスたちが愛想よく案内してくれる。
肉の煮込頼んだら、驚いたような表情になり、時間が30分との事。
列車まで時間あるからと注文するが、出てきた量を見て一人分ではなく、シェアして食べるものらしかった。
LAGARビール1杯と煮込で700.000VND、約4000円。
外国人の列車待ちの客が多く、この値段でも流行っている。
煮込もビールも美味しかったが、次は違う選択をしようと思った。
当然煮込は、食べきれなかった。
ハノイ駅の鉄道員の女性たちは、THE公務員、THE社会主義国といった風情で、ニコリともせず客や小売商たちを怒鳴る。
ホーチミンでももっと親切だったし、フエの鉄道員の女性は愛想よく荷物も預かってくれた上、トゥヒエウ寺へ行って無事駅に戻ると、笑顔で、おかえりと、手を降ってくれた。
スマホの予約票で列車に乗れたフエとは違い、ハノイでは窓口に並べと言う。
窓口では画面を確認すると、outsideと追い払う。入口では窓口へ行けと言われ、堂々巡り。
ついに入口係が別の窓口に行き、パスポートを見せてこいと言うが、窓口の人はパスポートは見ずに、紙のチケットを発行し、ポイと渡した。
やっと入口係にチケットを見せると、見ながら別の人を呼び止めて注意したりと、なかなか返してもらえない。
そうこうしているうちに、ハイランドコーヒーのテイクアウトのコーヒーが、私のスーツケースから滑り落ち、コーヒーが一面にはねた。
当然入口係はプンプンだったが、私は、全然申し訳ないと思えなかった。
一応Sorry、とは言っといたが。(笑)
待合室で、重大なミスが発覚。
3/31夜22時ハノイ出発で、朝6:30ホーチミン着とチケットに書いてあったが、翌日早朝に、そんなに早くホーチミンに着くか?と我ながらおかしいと思って、時刻表を確認すると、案の定「+2」、つまり車内2泊だったのだ。
03/30 フエ2日目 王宮 ドンパ市場 ティク・ナット・ハン
0330 Hué2日目
メールチェック等をしてお手製バインミーを食べたら、早いうちに王宮観光に出かけた。
銀行も開いていたので1万円をチェンジ。
王宮は、広大で美しい。
入場料は、200.000VND。
ヴェトナム戦争中に破壊された太和殿は修復中。
中国の影響を受けた東アジア文化を感じる建築物だった。
ほとんど煉瓦や石造のように思える。
まだ戦争の記憶も残っている世代の人々も多いはずだが、今は自由と豊富なモノを享受して、混沌とはしているが、活気のあるヴェトナム。
王宮出口が入口とは異なり、裏口のようなところに導かれて、門を出ると今いる場所が何処だか、分からなくなる。
iphoneのバッテリーも落ち、AndroidもWiFi無しでは地図も見られない。
方向を推測し、道を曲がるが、益々知らない路地に入り込む。
最悪はバイクに乗せて、と頼もうかと思ったが、対岸のビルがチラリと見えたので、王宮街、門の外の幹線道路へ向かいたいと、バイクや車の流れる方向に付いていく。
何度も不安になったが、自分の勘は的中し、無事に王宮外の川沿いの幹線道路に出ることが出来た。
帰り道、列車内のトイレに備えてティッシュを買いにコープマートに寄り、フードコートがあるのに気づいて、ローカルフード的な米麺を食べる事にした。
ここなら、屋台より安全な気がした。
素麺のコシを強くしたような白い細い麺にパクチーや唐辛子、ソーセージとハムが乗っていて、タレを3種選んでかける。
100.000vndしない値段だった。
辛いが美味しくはある。
宿に戻り、荷物をまとめ14時チェックアウト。
超過料金が400.000VND位。
フエ駅に向かい、何とかスーツケースを50.000VNDで預かってもらうと、ティク・ナット・ハンゆかりのトゥヒエウ寺へ。
ここまで来たからには、行くしかない。
しかも徒歩で行ける距離なのは、行くべきだからに決まってる!
列車は、20:55発なので時間はたっぷりある。
Googleマップを頼りに坂を上がり、小路に入り、どんどん山道を上がる。
狭い小路には家が立ち並び、田舎の風景だ。
車が通れる程の道幅がなく、バイクが日常の足のようだ。
至る所に日本を感じると言えば、このバイク。
地球上で、日本しかバイク作ってないのかと思えてくる。
日本ではもう趣味の乗り物でしか無いけど、HONDA、SUZUKI、YAMAHA、(KAWASAKIは見なかったけど)。
レースでも大活躍の4大メーカー。
こんなにたくさんバイク作ってるメーカーある国、他にある?
放し飼いの裸犬のウロウロも、チョイコワイ。
注射してない犬に噛まれるのはゴメンだが、仏のご加護で、トゥヒエウ寺へ無事着いた。
観光客はあまりいなくて、蓮池の庭園も、本堂も、静かで本当に美しい。
欧米人のツアーバスが、1台いた。
ティク・ナット・ハンは、ダライ・ラマのような有名な平和運動家なんだろうから、ゆかりのお寺に来たいのだろうと思う。
もちろん私も。
本堂から、夕刻の読経が聞こえる。
ヴェトナム語だと思うが、お経だとわかる、あの節回し。
若い僧侶の後ろ姿や本像の姿、素晴らしい光景だった。
ティク・ナット・ハンはここで、心穏やかに最期の時を迎えた事は間違いなさそうだ。
賽銭箱とおぼしき「福箱」が本堂の階段に置かれていたが、階段に、私には読めないヴェトナム語で注意書きも置かれていた。
上がってはいけないか、靴を脱いでか、写真を撮るなか、分からなかったので、お賽銭あげたいな、と思いつつ庭園から門を出た。
そこへ、THEヴェトナム風の円錐形の蓑笠を被ったお婆さん、登場。
何か言いながら、物欲しそうに手を出してくる。
列車で食べようと思ったバケットを渡すと、傘にしまい、もっと、と手を出す。
レバーパテは食べるのだろうかと見せると首を振り、私の肩掛けバッグを指さした。
少ないけど、これ以上は帰れなくなるからと、1000VND渡し、振り切って帰ってきたが、お賽銭上げたいけどあげられなかった、と思った直後に現れた事や、仏教徒らしくレバーパテを受け取らなかった事、もしや仏だったのではと思ったりして。
少なくてゴメン🙏
帰りは、行きとは違う道をGoogleマップが案内し、車が通れる区画された高級住宅街のようなところを通り、フエ駅に戻った。
お腹が段々と不穏な感じになってきた。
何が原因かと考え、怪しげなものを捨てた。
コープマートで買ったものだが、レバーパテと、ホテルのウォータージャグの水。
ミネラルウォーターのはずだが美味しく感じなかった事、流行っていなさそうなホテルであれだけ大きなタンクが空になるには1ヶ月位かかるかもしれない。
他に食べたものを思い出すと、フードコートの麺に乗っていたのは加工肉とパクチー。
生野菜も危険と聞くが、コープマートだし。
安全そうなパンだけ追加で買って、待合室で食べていると、フエ姐さん登場。
カバンからミカンを取り出し、どうぞ、とくれた。
そこから彼女は、たくさん私に話しかけてきた。
英語のようなヴェトナム語のような。
会話したい人とは、翻訳コンニャク的な、スマホ翻訳機の登場だ。
彼女の方は、何故かヴェトナム語と英語の翻訳機なので、見せられた英語を理解しなくてはならない。
コチラは日本語→ヴェトナム語翻訳機でお返事。
幸い、不思議と難しさを感じる事もなく、会話は弾んだ。
何処へ行くのか、どこから来たのか、フエはどうだったか、フエの料理はどうだったか。
フエの気候は過ごしやすく、歴史を感じる美しい街だと答え、フードコートの米麺の写真を見せた。
彼女自身は麺は好きでないと言った直後、急に立ち上って、味付ご飯を買ってきて、半分分けてくれた。
「friedrice」だと翻訳機を見せてくれた。
「炒飯」だと私が言うと、うなずいた。
彼女は、フエはスピリチュアルなところだと言い、彼女の職業は、お腹を押さえstomachaer?で、ダニャンの近くに住んでいて、フエへは仕事で来たとの事だった。
胃腸科の医者?なのか、コルセットを作る人?なのか、良く分からなかった。
働き過ぎで疲れていて気分が優れない彼女自身は、炒飯を2,3口食べただけだったが、私の完食を喜び、自分の食べきれない残りと一緒にゴミを捨ててくれた。
何の見返りも求めない、ただ親切にしたいからしただけ、といったサバサバとした風情に、好感がもてた。
彼女の列車は、ハノイに行く私とは反対方向で、少し早い出発だった。
「ご親切ありがとう」とヴェトナム語翻訳を見せると、うなずいて去っていった。
ちょうどその前に「もっと英語やヴェトナム語で会話したいと思った」と、友人にLINEしたところだったので、フエ姐さんと言うより女神か菩薩か、とも思える。
フエがスピリチュアルな理由は、仏教徒が多いから?と聞くと、うなずいていたから菩薩かな。
3/28-3/29 フエ1日目 南北統一鉄道
3/28-329 Hué1日目。
KOAは列車。4KOA1sheetで4両目1番という意味。
19時発フエ行きの列車では、若い母娘と同室になる。
1、2番寝台は下段。母は2番。4,5歳の娘が上段によじ上っていたので、席を交代すると、喜んでいた。
朝になり、娘は退屈なのか次から次に高カロリー菓子を食べ、騒いでみたり、スマホで動画を見ていたりして、車中を過ごしていた。
昼頃、南国リゾートダニャンに着くと、少し停車し駅もにぎわっているので、下りてみようとすると、同室の娘が追いかけて来て、手を引っ張る。
「下りちゃダメ」と言っているようだ。
母が娘が下りようとしているのを心配して追いかけて来て、娘に部屋に戻るように言ったが、娘は私が気になる様子なので、一緒に手をつないで、客室に戻った。
何もしていないのに妙に懐いてくれて、カワイイ。
フエに近づき15時頃には荷物をまとめ同室の母娘に挨拶をし、通路で景色を見ていると、ドアを開けた母が何か話しかけてきた。
内容が分からないので、スマホで翻訳しようとすると、母も素早くスマホ翻訳機を打って、見せてくれた。
「どうしたの?」と、心配だったらしい。
「景色を見ています」と打って見せると、安心したように笑った。
そして、その母娘もフエで下り支度をしていた。
フエでは、父親なのか、親戚の伯父?叔父さんなのかが待っていたようで、娘は嬉しそうに男性の腕に飛び込んでいった。
フエでも、タクシー、バイクの客引きに声かけまくられたが、断りまくって、ホテルまで歩いた。
歩ける距離のホテルを予約していた。
王宮やドンパ市場にも橋を渡れば近い。
既に、成田空港のカプセルホテルで荷物をしまおうとして、最後のジッパーが弾け飛んだ、ソフトスーツケースをゴロゴロ引っ張って。
出発前に、スーツケースを買おうか迷いに迷って、無印の機内持込サイズの37Lに決めたが、毎日バタバタで結局購入が間に合わなかった。まだかろうじてジッパー一つは生きていて完全には壊れていないボストンバッグ型のスーツケースで行く事になり、途中で壊れる不安はあったが、どうせ機内持込むならと思っていた。
しかし、結局、バックパックと合わせると機内持込はできず、なおかつ超過料金4500円かかる始末。。
フエは気候もホーチミンよりさわやかで、川沿いの歩道は広く、公園のように美しい。
VNDを全く持っていなかったので、両替もしたかったし、シャワーも浴びたい。
チェックインしたホテルは、古いクラシカルな縦長の建物だった。テラス窓もパリっぽい。
が、蛍光灯とゴムの健康サンダル、真っ赤な地に派手な花柄のぶ厚い毛羽立った毛布が、若干不似合に思える。
両替所は銀行か市場でとフロント女性に聞いて、ドンパ市場まで歩く事にした。途中にVetnumBankもあったはず。銀行は17時近くだったので閉まっていた。市場付近の両替所も開いているか微妙。
COOPMARTという現代的なスーパーマーケットがあり、遅くまで開いている事も分かり、現地通貨がなくても、クレジットカードで食料を買えそうで一安心。
市場をチラリと観光。庶民の市場という風情で、肉や魚が捌かれて売られていた。
南国フルーツに野菜もたくさん。
屋台もたくさん。
現地通貨も無いし、お腹を壊すのも心配だったので、市場は見るだけでコープマートヘ行き、ビールとモヒートの飲みきり瓶、フランスパンバケット、パテ、ナッツ、6Pならぬ8Pチーズ、手で皮が剥けるミカンを買った。
計192.000VND位。
3年前位に書かれていた旅行記などに比べ、それ程物価が安いとは感じない。
宿に戻り、シャワーを浴び、バインミーを作って、ビールで乾杯。
翌日、夜まで時間があるので、王宮とティク・ナット・ハンゆかりのトゥヒエウ寺へ行こうと計画。
03/28 ホーチミン タンソンニャット空港
328 HCMC
1250頃タンソンニャット空港へ到着。
出国エリアで日本人御一行とおしゃべり。
SIMロックがかかっているのでVittelSIMが使えず困っている方一人。でも大人3人いるので心配なさそう。
現地の人に迎えに来てもらえそうだったので安心してお別れ。
御一行の小学生男子に妙になつかれて、「一人で来たの」「日本人?」と質問攻め。
可愛いなあ。
VittelSIM購入。350.000位。
VETJET内水ボトル50.000位
インフォメーションに聞いてバスに乗るつもりが、客引きにまんまと荷物を引っ張られ、タクシーへ。
駅まで450.000。現地通貨足りず+1000円支払う事に。
もう!
若いお兄さん運転手、サイゴン駅は1-5まである、どれだ?とわめいていたが、南北鉄道に乗ると聞いて落ち着いた。
無事駅へ15時半ごろ着。
カウンターにスマホの予約票を見せると、紙のチケットを発行してくれた。
18時に待合室に来るようにと英語で説明してくれる。
現地通貨0円で両替所もないので、唯一カードが使えそうなLOTTELIAで初晩餐。
何故か2コーラ、2チキン、1バーガー、1ポテトのセットが135.000vnd位。
1チキン、1コーラは列車内の食料に。