ハイジのヴェトナム🇻🇳日記はコチラ🌴

2023-08-22 04:31:00

03/30-03/31 フエ-ハノイ タンロン城跡 チャンクオック寺 聖ジョーゼフ教会

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0330-331 Hué-HANOI 「英語レッスン始まる(笑)」

 

フエから列車に乗ると、同室は、欧米人男性だった。

彼は愛想よく挨拶をしてどうぞと、私の寝台を指さした。

何故か「シンガポールから来たの?」と聞かれたので、日本だと言うと、「日本は日本人ばかりで、日本語しか話さないんだよね」的な事を全然悪気なく、興奮してしゃべっていた。

「その通り」だったので、スマホ翻訳機の登場。

 

男性曰くハノイまでには何駅かあるので、他にも同室乗客が来るかもと言っていたが、ハノイまで乗客は現れなかった。

「東京から来たの?」「サクワがあるでしょ」(よく聞いてみると桜の事らしい)とちょっと詳しいので、日本に行ったことがあるのか聞いてみると、「No」「very expensive」とちょっと悲しげだ。

 

どこから来たのか聞くと、「where do you think?」と当ててほしそうだ。

そのフレーズ!私も使いたかったんだよねー。

ヨーロピアンな気もしたが、とりあえず王道の「USA」と答えてみた。

答えは、ドイツとフランスの両方だった。

父はドイツで母がフランスとか何とか。

 

確かに日本からヨーロッパの航空券だって、むちゃくちゃ高い。

彼とヴェトナム鉄道の2等寝台で同室になるということは、私と同じバックパッカーでミリオネアではなさそうだ。

おしゃべりはそこまでで、私はフエで歩きまくって疲れていて、お腹が絶不調でトイレに駆け込みたかったので、トイレに行くと、すぐ眠った。

もはや同室が男性とか関係なかった、ただ休みたかった。

彼はジェントルマンのようだったし、助かった。

お腹の上に手を組んで温めながら眠り、翌朝は気分良く目覚めた。

 

車窓から見ると外は雨。ハノイへは昼前に着く。

同室の男性は、昨日よりも、もの静かだ。

私イビキかいてたかもだし、もの静かで大人しい(?)アジア人女性の印象変わってびっくりしたかもね(笑)

 

お腹の調子も良くなったようだ。

ハノイに着いたら、まずコーヒー飲みたい。

無印良品があるのが分かったので、スーツケースを買おう。

 

ハノイに着き、同室の男性にサヨナラの挨拶をして、駅前のハイランドコーヒーへ。

念願のコーヒーとバインミー。

と言ってもバゲットサンドのコトは、全てバインミーと言う。

今度はパテはパス。具はチキン&チーズにした。

やっと多分2等寝台から解放された欧米人旅行者たちも、ハイランドコーヒーに群がり、「あ、バナナケーキがある!」と歓喜の声を上げている男性もいた。

 

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私も、コーヒーを飲みながら計画を立てる。

ハノイは地下鉄も開通し、路線バスもたくさん走っている。

32番バスで、日系ショッピングモールVincom Center Metropolisに行けるはず。そこでスーツケースを買い替えて、食事をして。

列車は夜22時発なので時間はたっぷりある。

その後は王道のタンロン城跡、チャンクオック寺、セントジョーゼフ教会、時間があればホアンキエム湖へ行こう。

よく見ればバス路線と行き方もGoogleマップに出ている。

 

ハノイは、一目見て長袖着用率が高い。

それでも、東京より暖かいくらいだと思う。

マップではやや離れたバス停を案内していたが、駅前のバス停にも32路線の表示があり、3分毎に走っているはずだった。32番がきたので、運転手に「Vincom Center Metropolis」と言ってみたが、急いでいる様子でNOという返事が。

仕方なくマップを見ながら、離れたバス停に行ってみると、年配の男性と世間話をしながらバスを待っているハノイの女神が。

彼女たちに、excuse meと話しかけ、Vincom Center Metropolisに行きたいと言ってみると、ここじゃなくて、あっちと、近くの別のバス停まで案内してくれた。

 

ところがバス停の表示を見て、首を横に振った。

ここじゃなかったと言っている様子。

それでも彼女は32と英語で言っているので、やはり駅前のバス停に戻ろうと考えていたら、バイクで行くしかないわと、と彼女は近くのバイクタクシーを指さした。

そしてバイクを止めると交渉して私に乗れと合図した。

まさかの展開に嫌とも言えず、これも経験かと覚悟を決めた

スーツケースを運転手との間に挟んで股がると、荷物は後ろに回せと言って、何と彼女も私と運転手の間に股がった、スカートのまま。

 

そしてバイクは出発、Vincom Center Metropolisではなく、32路線の別のバス停で止まった。

彼女は、サッサとバイク屋に自分の財布を開けてお金を払い、出そうとする私をNoと止めた。

32番路線と何度も言い、何と自分もバスに一緒に乗ると言う。

おそらくそれでも彼女の用は足せるらしいのだが、そのキップの良さに驚いた。

 

バスが来て乗り込むと、徴収係がやって来て7.000VNDと言う。

彼女の分も支払うと私が言うと、Noと止めて彼女は持っていたパスを出す。

どこで降りれば良いですかとスマホ翻訳機で聞くと、任せてというように胸を叩く彼女。

「キンマン」と聞こえたが、そこで下りろと言い、近づくと教えてくれた。

バスが止まると、さあ下りろ、あの大きなビルがVincom Center Metropolisと指さした。

翻訳機で感謝を伝えると、笑顔でうなずいてくれた。

 

ハノイでも菩薩現わる。

フエに続き、ベトナム女性の姐御の様な優しさに驚かされる出来事だった。

二人とも全く私からの見返りを求めていないのに、ものすごい親切。

 

Vincom Center Metropolisは、日系の大きなショッピングモールで、無印良品もユニクロも、丸亀製麺、ぼてじゅうも入っている。

高層マンションにもなっていて、多くの日本企業の駐在員たちが家族で住んでいるらしい。

ホーチミンで私のクライアントさんになるのも、おそらくこういった方々だ。

 

ショッピングモールには人もまばら。

日本人らしきお客がチラホラ。

お目当ての無印良品の36Lのゴールドのスーツケースを手に取りレジに行き、新しいのを買う代わりに壊れているスーツケースを捨てて欲しい、と頼むと快く引き受けてくれた。

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3999.000VND。

日本円換算で約2.2万。日本では2万切る値段だったはずだが、必要なもので買うと決めたし、これも思い出だ。

ユニクロもカワイイスカートが約5000円と日本より高めの値段が付いている。

銀座のユニクロや無印良品に群がる外国人観光客を思い出した。

安ゥー!って感じだったのかもしれない。

食事をしてキレイなトイレも使おうと思っていた。

 

迷った挙句、ぼでじゅうでサッポロビールとタコ焼き3つ、アボカドサラダを頼んだ

野菜サラダはずっと食べたかったが、生野菜は衛生管理が整った安全な店でないとお腹を壊す。

朝はバインミー、夕食もきっと食べるつもりだから少な目に。

 

トイレも列車に比べて天国のよう。

ただ、ヴェトナムのトイレには噴射シャワーがどこにでもあって、洗い流してから使用する。

バスの乗り方は、さっきの菩薩様に教わっていたので、32番路線を捕まえて乗り込む。

 

下りる停留所もリアルタイムでGoogleマップを見ていれば分かるので、無事タンロン城跡に向かう道で下りる。

スーツケースの扱いやすさに驚き、新しい相棒を大歓迎した。

タンロン城跡は17時閉館で、16:50頃到着。

入れてもらえなかったが、気にせず写真だけ撮って、次のチャンクオック寺へ。世界でも美しい寺だそうだ。

 

タンロン城跡前にバス停があったので、今度は51番。

しばらく待って乗り込み、17:30の閉館直前に到着。

入れてはもらえなかったが、霞んだ湖面と仏塔の写真を撮って、次なる聖ジョーゼフカトリック教会近くへ向かう路線へ。

 

15分以上待って暗くなり始め、やっと乗ったバス。

今までは、下りたいバス停に下りる人がいたので、自然に下りれていたが、どうやら下りる人が誰もいないと通過する様子。

誰かが押しボタンブザーを押して、理解した。

教会から若干離れた所で下りて歩いた。

 

夜の教会は、とても美しい。

18:45に鐘が鳴った。

ハノイ駅22時発だから、20時位に駅に行けば充分だ。

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どこかで食事したいけど、お腹壊すのはゴメンだ。

ローカルフードは怖いのでパス。

ちゃんとしたレストランか、ハイランドコーヒーのバインミーか、スーパーマーケットで買っていくか。

結局、クラフトビールのビアバーでライブ演奏もしている駅前の店に入る。

若い、ミニスカはいたウェイトレスたちが愛想よく案内してくれる。

 

肉の煮込頼んだら、驚いたような表情になり、時間が30分との事。

列車まで時間あるからと注文するが、出てきた量を見て一人分ではなく、シェアして食べるものらしかった。

LAGARビール1杯と煮込で700.000VND、約4000円。

外国人の列車待ちの客が多く、この値段でも流行っている。

煮込もビールも美味しかったが、次は違う選択をしようと思った。

当然煮込は、食べきれなかった。

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ハノイ駅の鉄道員の女性たちは、THE公務員、THE社会主義国といった風情で、ニコリともせず客や小売商たちを怒鳴る。

ホーチミンでももっと親切だったし、フエの鉄道員の女性は愛想よく荷物も預かってくれた上、トゥヒエウ寺へ行って無事駅に戻ると、笑顔で、おかえりと、手を降ってくれた。

 

スマホの予約票で列車に乗れたフエとは違い、ハノイでは窓口に並べと言う。

窓口では画面を確認すると、outsideと追い払う。入口では窓口へ行けと言われ、堂々巡り。

ついに入口係が別の窓口に行き、パスポートを見せてこいと言うが、窓口の人はパスポートは見ずに、紙のチケットを発行し、ポイと渡した。

やっと入口係にチケットを見せると、見ながら別の人を呼び止めて注意したりと、なかなか返してもらえない。

 

そうこうしているうちに、ハイランドコーヒーのテイクアウトのコーヒーが、私のスーツケースから滑り落ち、コーヒーが一面にはねた。

当然入口係はプンプンだったが、私は、全然申し訳ないと思えなかった。

一応Sorry、とは言っといたが。(笑)

 

待合室で、重大なミスが発覚。

3/31夜22時ハノイ出発で、朝6:30ホーチミン着とチケットに書いてあったが、翌日早朝に、そんなに早くホーチミンに着くか?と我ながらおかしいと思って、時刻表を確認すると、案の定「+2」、つまり車内2泊だったのだ。

 

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