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0807 DALAT
ダラット最終日。
20時ダラット発の夜行バスで、カントーに向かう事にしていた。
10時のチェックアウト後、キャリーバッグを持って夜まで過ごすので、ダラット駅で機関車に乗り隣村の観光、駅のチョコレートcafe、ダラット名物ネムヌンの昼食、ナイトマーケットでダラットピザ、という市内の観光を予定に入れた。
チェックアウト後、駅までキャリーバッグを転がす。
坂が多くて一苦労。
grab bikeに何度も声を掛けられるが、 bikeじゃ無理でしょ、と思う。
最後は、もちろんタクシーでバスステーションまで行くが、それまでは多分転がして行ける。
ダラット駅は、予想通りクラシックな可愛らしさ。
トイレまで、クラシックと言うか、コレはちょっと。。
発車時間まで1時間以上あるので、駅舎にあるはずのチョコレートcafeへ。
ぱっと見、駅舎内に普通のcafeしか無く、この店舗に変わったのかと思ったが、念のためグルッと駅舎を回り込む。
駅舎の横、奥に、口コミで見覚えのあるchocoの看板を発見。
LAVIETと言い、ココといい、あるものを活かしつつお洒落な空間である。
オレンジ色のベトナムランタンを吊るしてあるが、アジアンになり過ぎず、全体的にはシンプルで無機質でスタイリッシュな感じ。カードも使え、ドリンクの値段も日本と変わらない。
チョコレートの入った小さなムースとコーヒーを注文。
窓口で往復切符を買い、レトロな機関車に乗り込む。
アジア人観光客ばかりだが、日本人は私だけのようだった。
言葉や雰囲気では、私には中国人なのか台湾人なのか、はたまた、もしかしたらヴェトナム人なのかよく分からない。
ヴェトナム語も中国語も音の上り下りが多いように聞こえるので、ヴェトナム人、又はヴェトナム語と、はっきりと断定する自信がない。
後は圧倒的に韓国人が多そうだった。韓国語は何となく、中国語とは響きが違うので分かる。
窓の外には、メルヘンな町並みが通り過ぎて、車内皆んな携帯電話で撮りまくる。
撮って欲しいと、韓国人女性から声をかけられて、シャッターを押す。
交代で撮りましょうか、と言ってくれたが、セルフポートレートの趣味が無い事に今さら気づいて、大丈夫、と笑顔でお断りをした。
なぜか、機関車の中でキックボードに乗る子どもが。。(笑)
職業柄、子どもを見ると、話している言葉を聞かなくても、表情と雰囲気だけで日本人かそうでないかが、瞬時に分かるようになっている事に気づく。
大人は綺麗に世界標準化された化粧やファッションで、子どもほど分かりやすくないのだが、日本人の子どもは一言で言うと、小さくてもお行儀が良く見える。
幼稚園でも、自分の事は自分でする様に躾けられ、友達との関係の中で我慢を学ぶ事が重視されている。
日本で生まれ育つと当たり前の環境で、当たり前に日本人になっていくのだが、ここでは日本人として育てたいのかどうかを、意識的に選択する事ができるのだ。
良くも悪くも。
機関車は、チェイマット村(スイスのツェルマットに響きが似ているかも)という隣村に40分停車し、またダラット駅に帰って行く。
下りる前に、停車時間は40分で、発車すると、車掌さんから注意を受ける。
まさにダラットレジャーランドの観光列車なのだ。
40分の停車時間で行ける、近くの派手な寺を見に行く人が多い。
私もチラ見したが、時間が気になり、すぐ駅に戻る。
ダラット駅に着くと、またキャリーバッグを転がして、中心部のスアンフーン湖畔に戻る。
昼過ぎの時間だったので、ローカルフードランチ、ネムヌンを食べる事にした。
揚げ春巻きのようだ。
今朝チェックアウトしたホテル近くに、おすすめ店があるという。
Google MAPで探して行って見ると、THE LOCAL食堂。
ローカルフードが食べたいと、口コミ頼りに行くのだが、THE LOCAL過ぎて引き返す事が何回もある私。
と言うのもやはり、お腹が心配だからである。
バリ、そしてベトナムでも、お腹が壊れた事がある。
ああ、、ワンチャンがテーブルの上に乗っている。。
昨日のラベンダーガーデンのお洒落テラス温室レストランでも、小さな子どもが土足でテーブルの上に立っていて、親が側でニコニコしている姿を見たなぁ。。
非難はしたくないけど。。
でも今日はダラット最終日。夜まで時間もあるし、疲れてお腹も空いている。
店員さんも、観光客慣れしていないのは態度で分かる。
「外国人がなぜウチヘ?」と言った感じだが、とりあえず、welcomeはしてくれる。
他のお客と同じく、ビールとネムヌンを注文。
春巻きの皮で巻かれた肉の揚げ物。
さらに、生春巻きの皮。
生の葉っぱが大皿いっぱい。
ビールジョッキに氷が入っている。。
もしや、この店で生野菜と氷は、お腹にはヤバいのではないか。。
そして、ダブル春巻きは炭水化物祭り。。
ネガティブな思いが湧き上がってしまう。。
氷をジョッキからつまみ出し、ビールを注ぐ。
チマチマと、揚げ物をつまんでいたら、親切な店員の若い女性が、新たにライスペーパーを持って登場。
ライスペーパーに葉っぱ、その上に揚げ物を乗せてクルクル巻いてタレをつけて、渡してくれた。
「こうやって食べて」と言っている。
ローカルフードを食べたいと来たのだから、ごもっとも。
心配を投げ捨て、覚悟を決めた。
もちろん美味しい。満腹で店を出る。
確か50kvnd位で、LOCAL価格。
観光客相手の店との価格落差がすごい。
普段も、職場の日本の人たちと行く店は、モーニングでもランチでも100kvnd超が当たり前。
夜飲みに行けば、1回500kvndが飛んで行く。
確かにお腹を壊す心配もなく、日本にいる感覚で行ける店ばかり。
犬はテーブルに乗っていないし(笑)
冒険だったが、やりたい事リスト、1つクリア。
14時を回り、午後の陽射しになっていた。
近くに教会があるらしいので、行って見る。
静かで、雰囲気もいい。
木陰もあるので、しばし休憩。
バスは20時発だから、19時には、grab taxiを呼ぼう。
後は、17時からのナイトマーケットを覗いて、ダラットピザを食べたい。
教会で休憩の後は、スーパーマーケットビッグC(地図やレシートにはGo dalat
)でお土産探し。
キャリーバッグ転がしにも疲れて、近くとは言え坂を下りてナイトマーケットまで歩いて行くのも、面倒に感じていた。
grabデリバリーで、買ってきてくれないかな、ダラットピザ。
と探してみるが、それらしきものも引っかからず。
もう、Go DALATのファーストフードでも、ビールだけでもいいわ。。
ローカルフードは、鍋もバインミーシューマイも、バインカンも、ネムヌンも食べたし。
イチゴもスパークリングワインも。と、スーパーマーケットの入り口に面した公園で座って休憩。
そろそろ17時過ぎだし、ナイトマーケットが始まる時間。
突然、七輪や食材を分担して持った家族のような一行が現れ、私の目の前を通り過ぎて、公園、そして湖に向かって下りて行く。
ダラットピザ屋さんだと、ピンときた。
え、どこで営業するのかな。
ニオイが漂って来ないかと、何度か確かめ、キャリーバッグは、木陰に置いて、公園まで下りてみる。
すると、いたいた!
湖まで行かなくても、スーパーマーケットの周りの公園で、ついに念願のダラットピザの屋台発見。
1please!と、焼いてもらう。20kvnd。
手際良くクレープの様に折りたたみ、紙に包んでくれる。
やった。
最後の最後で、食べたかったダラットピザを缶ビールと食す。
香ばしい。
時間も丁度良い。
18時半を回ったところで、grab taxiを呼び、キャリーバッグと共に、ダラットのFUTABUSステーションへ。
カントーへ向かう。
大きな待合室がある、バスステーション。
日本で言うところの、バスタ新宿といった感じ。
ヴェトナムでは、電車があまり普及していないが、その代わり長距離バスが普及しているらしい。
飛行機に比べると料金も手頃な上、バスも新しく、足が延ばせるロングシートなので、長距離も快適。
まさに庶民の足で、ここには外国人はほとんどいないように見えるが、それでも窓口には英語対応できる人が必ずいる。
メコンデルタのカントーまでは、夜行バスで10時間ほど。寝ながら行けて、早朝には着くのもいい。
旅行サイト経由でも宿代より、飛行機代より安い、3800円程。
FUTAバス直接購入だと、もっと安い。
LLC飛行機だと約45分、7000円弱なので、安いと取るか高いと取るかは状況次第だが、今回はローカルバス経験もでき、車中泊で宿も要らず、カントーでは到着後早朝から時間を使える、と良いこと尽くし。
時刻表が画面に表示され、バスのナンバープレートもチケットに印字されているので、安心して待つ事ができた。
バスが到着したので、チケットをスタッフに見せ、キャリーバッグをバスのお腹に預けて乗り込む。
2段寝台式で、チケット通り上の席へよじ登る。
ドミトリーのベッドのようでカーテンで守られ、シートもキレイだし、水のペットボトルとお手拭きがサービスで付いてくる。コレは長距離も快適。
直ぐ横になる。